11月の歴史散策(徒然紀行)で遠江国へ行きました。
今の静岡県です。
最初に高天神城に行きました。思いのほか高い所にありました。ここは戦国時代の
末期、武田信玄・勝頼と徳川家康が存亡をかけて戦った決戦場です。
「高天神を制するものは遠州を制する。」と謳われた東海一の堅塁を誇る要衡の城
です。
次は御前崎灯台
次に田沼意次資料館 最後に田沼街道沿いにある大鐘家を訪ねました。
足柄サービスエリアから見た富士山
高天神城
今は人影もなく静かです。
高天神城が武田の城になっても屈せず、8年間も石牢で幽閉にたえた大河内政局の
石牢
御前崎灯台
遠州灘
遠州灘は御前崎から愛知県の伊良湖岬までの約110キロ(75里)の海域を
いいます。波が荒く、砂丘が続くこともあってウインドサーフインなどのマリン
スポーツのメッカとして世界に知られています。
航海の難所でもあります。
大鐘家住宅
田沼街道に面して建つ大鐘家は江戸時代には相良の大庄屋として隆盛を誇った
旧家です。長屋門と主屋は国の重要文化財になっています。
静岡県を代表する古民家建築で主屋は手斧つくりで、江戸時代の面影が残っています。
長屋門
主屋
春はあじさい 秋は菊の観賞会などを開いて訪れる人々を楽しませています。
この他に田沼意次資料館も訪ねました。
意次は貪欲で悪徳な政治家のイメージでしたが、悪化する幕府の財政赤字を
食い止めるために幕政改革をしたり、相良藩主としては、養蚕や製塩の産業奨励、
飢餓救済、防火対策、港の拡張、田沼街道の整備などを行うなど優れた先見性や
創造性のある施政を行っていたと伺って、勉強不足を強く感じました。