天祖山へ登った。
東京都奥多摩体験の森管理事務所では月一回、登山イベントを企画している。
応募に当選した人々が、奥多摩の山と森の四季折々の様子を感じながら、
安全で
楽しい登山をとの試みからである。
私は時々この催しに当選し、年に3,4回参加している。
今月は天祖山である。前日は大寺山である。2山登った。
天祖山(1723,2M)は雲取山の近くにあって、動植物の豊富な落葉広葉樹林が
広く残されている。
また石灰石の採掘により、山頂直下の山肌が大きく削られていた。
交通の不便な所にあるので、登る人が少なく、静かな山である。
今回は」八丁橋から登り始め、八丁橋へ下りた。
八丁橋は710m、頂上が1723,3mだから、1000m登って、下りたことになる。
急登も多く、足場の不安定な狭い道もあって緊張して登ったり、下りたりしてきた。
頂上には天祖神社が建てられている。明治12年に建てられたそうである。
ここにお参りした人々は大変な思いで天祖神社に辿り着いたのだろう、昔の人々は
偉かったと歩きながら思った。
頂上からは雲取山、御前山、大高山、大菩薩嶺などが見えた。残念ながら富士山は
すぐ隠れてしまった。
山の中腹の紅葉はとてもきれいだった。
山の中腹の紅葉と多摩川の源流