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2009年 01月 25日
2009年1月13日からニュージーランドのミルフォード・トラックを
歩いて来ました。 ミルフォード・トラックはニュージーランドの南の島にある「世界一美しい 散歩道」と言われていて全長約54キロのトレッキングコースです。 1880年代にクインティン・マッキノンとアーネスト・ミッチェルが探検し、開拓した トレッキング・コースです。アーサー渓谷、サザーランド滝、ミルフォードを結ぶ峠を 超えることに成功したのです。その名前をとってマッキンノン峠と付けられました。 今回は私たち9人と他に6人の日本人、アメリカ人3人、イギリス人2人、オーストラリア人 9人、ニュージーランド人4人、他に?人計24人全部で39人と4人の専門ガイドで歩きました。 ここは自然保護の立場から一日50人しか入れないそうです。 13日に羽田を出てクラストチャーチヘ着き、バスでクイーンズタウンへ。 ホテルで一泊 ホテルの前の景色(ワカティプ湖)…とてもきれいでした。 15日 クイーンズタウンからバスでテ・アナウまで。(ミルフォード・トラック 1日目) 昼食後、船でテ・アナウ湖の北端まで約70分、到着後1,6キロ(20分)歩いて ロッジに着きました。 船の中は皆さんの大きなリュツクがイッパイ 16日 (ミルフォード・トラック 2日目) クリントン川に沿ったなだらかな道を約16キロ歩きました。あいにくの雨です。 雨で苔もしだも木々の緑も水をふくんでとてもきれいでした。高い山々のひだが 滝のようになって水が流れ出し、素晴らしい眺めです。 沢山の苔(クリントーズ・ウエルス・フエーザー・フアン) グリーン・フデット・オーキット クロユリのような小さい、しかしお花もグリーン色をしたラン、 あまり咲いていませんでした。 昼食は朝食前に自分たちで作ります。用意されている材料で自分たちの好きなものを 自分にあった量だけ用意しました。 夕方 ロッジの部屋の前から虹が見えました。明日は晴れますように。 17日 (ミルフォード・トラック3日目) いよいよミルフォード・トラックのハイライト、マッキノン峠越えです。 7時半ロッジを出る時は曇ってはいたものの降ってはいませんでした。歩いている間に 晴れて来ましたが、パラッと小雨が降ったり、あられが降ったり、でも陽がさして歩きや すい一日になりました。 約15キロの道のり、500メートル登って600メートル下るから大変と思いましたが、 急登ではなく、じぐざくの道になっていて登りやすい道でした。 滝あり、高い山あり、峠あり、お花もところどころに咲いていて楽しく?歩きました。 素晴らしい眺めでした。 両側に苔むした巨木やしだが生えていて、幻想的。幽玄の世界へ入ったような 気持ちになりました。 天まで届くような大きな赤ブナの木も沢山生えていました。 川も流れていて、きれいな、飲めるような水です。 マッキノン峠を越えて小屋に着きました。小屋の前から昨日歩いたクリントン川 に沿った道が見えました。高い山の谷でした。 道端にはお花も咲いていました。 歩くのに精一杯で写真はあまり撮れませんでしたのでリーダーからいただきました。 上段がG,H氏の作品です。 白い花ビラで中が黄色と緑の花はマウントクックリリーです。もう終わりかけて いましたが、少し残っていました。 石の上の苔にはお花が咲いていました。 18日 (いよいよ最終日) 緩やかな下り坂を船着場まで歩きます。約21キロ、約7時間30分の道のりです。 午後4時に船に乗ります。 一日晴れの天気。ニュージーランド・キアという鳥が、森から道へ出て、ゆっくり と歩いていたり、木の上で鳴いたりして歓迎?してくれました。 約32キロを過ぎたころサザーランド滝が見えてきました。3段になって流れ落ちる滝の 2段までが見えます。ヨーロッパからの最初の移住者サザーランドの名前をとって 付けられました。 ベルロック岩(中に人が立てるくらいのくぼみがあります。) またすぐ近くにマッカイ滝…雨量の多い滝があります。 ここでも原生林の幻想的な光景が見られました。 3時50分にサンドフライポイントに到着、船の出発時間4時に間に合いました。 周りの景色を見、小鳥を観察する時間もとっていただいて、時間までに到着。 リーダーの時間の配分の見事さに感服しました。 夕食後ラウンジでミルフォード・トラック完歩証の授与式がありました。 ここで歩くのは終わりです。 緩やかな道といっても石の多い谷合の道、歩き通すことができて、ほっとしました。 よかった!! 万歳!! ミルフォード・トラックを歩いた4日間は毎日夕食の前後に次の日の道等について、 スライドを見せながら説明してくれました。 「百聞は一見に如かず」説明があって、歩いてみて、より以上によく分かりました。 19日 (5日目) 朝 船でミルフォード・サウンドクルーズへ。 昼前バスでクイーンズタウンへ。 午後4時 クイーンズタウン、ステーションビル前に到着。解散 20日 朝 混乗バスでクライストチャーチへ。 途中広い広い丘陵地帯。 牧草が沢山植えられていて羊、アルパカ、牛、鹿、馬などが放牧されていました。 のどかな田園風景です。 果物のお店もありました。 点々と白く写っているのは、羊です。 果物のお店とお菓子のお店です。 お昼に近くなる頃、バスの前方にマウント・クックがはっきりと見えてきました。 氷河に覆われて、真白です。 マウント・クックは3754メートル、日本の富士山よりは低いのですが、険しい岩山で 登るのには相当困難で遭難する人も数多くいるそうです。 実に素敵な山です。 スキー・ヘリコプターに乗ってマウント・クックの頂上近くまで氷河を見に行きました。 氷河をみるのは初めてです。初めての終わりだと思い、目にしっかり焼き付けて 来ました。 氷河の溶けた水は白く濁って、川になって流れ、白い水の湖になっています。 21日 朝、クライストチャーチの街の散策 個人の「お庭拝見ツワー」に出かけました。イングリッシュ・ガーデンです。 5軒のお宅それぞれに個性があって、素晴らしいお庭でした。 「これまでにするには40年。」と質問した方に答えていらっしゃいました。 お庭(日本式のお庭もありました。) B家の花 D家の花 果物も実って 22日午後4時成田空港に着きました。沢山の新しい発見や経験をしました。 私にとっては何物にも得難い経験です。宝物です。 健康で行けたことに心から感謝、感謝です。
by sasakikey
| 2009-01-25 23:31
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